彼は言う。
【怒りっぽい人は気が短いのではなく、
怒り以外の有用なコミュニケーションツールが
あることを知らないのだ】――と。
現在の僕は決して気が長くなったり、
優しい心持になれたわけでありません。
今でもカチンとくることもあるし
胸の底から湧き上がってくるような〝イラつき〟を
必死に抑え込もうと精進しています。
だからこそ彼の言葉は理解できます。
他人の行動や発言、仕事に対する振る舞いから
勝手にイラついては、勝手に怒りの導火線に火を灯していた日々。
そこから発せられる発言や態度は、
決して褒められるようなものではありませんでした。
今にして思えば、
これが僕のコミュニケーション。
【怒り】を基にしたコミュニケーションでした。
言葉の端々に含まれた怒りのニュアンスや、
イヤミったらしい口調。
・・・まぁ一言で済ますなら、【ドチャクソ最低野郎】でした。
経験者として言わせてもらえば、
【怒り】を基盤とした言動はどんな理由や根拠があろうと
【怒り】でしかありません。
コミュニケーションの皮を被った、ただの八つ当たり。
相手の言動への注意や苦言なんてものはなく
ただただ自分の怒りの溜飲を下げるためのワガママ。
決して、
絶対に、
天地がひっくり返ろうとも
――【怒り】なんてコミュニケーションはあり得ません。
気を付けて。
I don’t want to get angry.
コメント